我が国の人口減少は歯止めが利かない状況にあり、2008年をピークに将来に向かって減少が続く見込みです。 働ける人の数は女性や高齢者(65歳以上)の就業率が上がったおかげで増加傾向ではありますが、長期的には減る見込みとなっています。 短期的にはコロナの影響による景気の落ち込みから回復し、人手不足を感じるという中小企業も増えてきました。 (※経済産業省 「2023年版 中小企業白書」) そのような状況の中で中小企業は今後、人材を確保するために何をするべきでしょうか。 20代が「転職先を選ぶ際に重視すること」を聞いたアンケート結果によると 1位 仕事内容 82% 2位 勤務地 81% 3位 事業内容 76% 4位 給与・年収 73% 5位 社風 71% 6位 休日 69% (※パーセンテージは「重視する」「やや重視する」の合計) となっています。 (引用:エン・ジャパン株式会社『エン転職』『AMBI』利用者への調査 20190411_20代の転職仕事観意識調査.pdf) 2,5,6位に労働条件や労働環境に関することが入っています。 近年働き方改革や、女性の社会進出、高齢化により親の介護の問題に直面する人が増えるなどして、「働きやすさ」を重視して働きたい人が増えています。 中小企業であってもそういった労働者のニーズをくみ取り制度を整えれば、採用でのアピールポイントにすることができるのです。 次回より「働きやすい会社」の作り方についてご紹介していきます。